具体的な仕事内容とは?

マーケティングとは端的にいえば「売れる仕組みを考えること」で、開業して事業を営んでいくには重要になってくる。

その具体的な仕事は、まず情報収集と分析だ。売れる商品を開発するにはどのようなものが求められているかを知る必要がある。そのため、インターネットや電話、街頭など様々な手段で市場の調査をし、消費者の好みや関心があること、世の中の流行などを分析しなければならない。また、競合他社の商品の特徴を把握する必要もあるだろう。競合他社の商品と自社の商品を比べることで、優れている点や改善点なども見えてくるからだ。

続いての仕事はアドバイザーや、プロジェクトのブレーンとして関係各所と連携していくというものだ。分析した情報をもとにして消費者の求めているものの特徴を考え、それを商品企画担当者などに伝える。そして商品開発にあたっては、コンセプトがぶれないように各段階で狙い通りに進んでいるのかを確認したり、関係部門になぜそのようなコンセプトなのかを理解してもらうことも大切だ。

そしてマーケティング部門にとっては、商品を広く知ってもらうために広告宣伝戦略を考えることも仕事の一つだ。テレビや新聞、雑誌などの主要なメディアのほかインターネットによるweb広告などのうち、どのメディアを使うのかや、それぞれどれくらいの費用を投入するのかなどを関係部門と連携しつつ考えなければならない。さらには、メディアによる宣伝の費用対効果をそれぞれ分析して、より効率的な広告宣伝につなげていくことも大切な仕事になる。